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ゆぽの独り言日記

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タン・ビエットの唄

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 タン・ビエット(さようなら)の唄

 ベトナム戦争を舞台に、「さよなら」の唄を残し離れ離れになった
 美しい姉妹と、ひとつの小さな命を守りぬいた
 解放民族戦線の5人の男たちを描く物語り。

 『マリーアントワネット』以来の土居さんの舞台。
 
 音楽座を観て以来、土居さんの大ファンの私は
 めっちゃ楽しみにしてた舞台!

 会場に入るなり、お香のにおい。
 ベトナムを感じさせる音楽。
 どんな演技をみせてくれるか楽しみ。

 今回はもと音楽座のメンバーが3人もでるので
 それも楽しみだったんだけどねん。

 主人公は安寿 ミラが演じているフェイという女の子。
 ベトナム戦争中小さな村で大虐殺が起こり、その村で生き残った2人の姉妹。
 虐殺の証言をする為にヨーロッパへ渡り、
 そのまま英国人の養女となった妹のフェイ。
 ベトナムに残った姉の消息を訪ねて20年ぶりに祖国へ戻るところから始まる。
 そしてフェイは戦争の惨禍に向かいあう。

 土居さんは生き別れになった姉の役だったんだけど
 一声きくと胸がキュンとなる。
 感情がストレートに伝わってくる!
 ミュージカルの難しい、セリフから歌にうつる所も
 なぜこれほどにスムーズにながれることができるのか。
 すべてが台詞となって聞こえてくるすごさを
 改めて物語りにひきこまれたところから感じた。

 5人の男達を演じた俳優さんもよかったなぁ。
 後半は泣きっぱなしだった。
 終わったあとは顔が腫れてた(笑)

 ”この事件は1969年に起きた”とフェイが言った。
 あたしが生まれた年だ。
 実際には1968年のソンミ村で無抵抗な村民504人を虐殺したといわれている
 ”ソンミの虐殺”を題材にして作られた物語りみたいだ。
 もし自分がベトナムに生まれていたら。。
 そう考えると自分ももしかしたらこの戦争の犠牲者になったかもしれない。
 戦争………
 本当にいろんなことを考えさせられる、そんなミュージカルだった。
 そしていろんな感動を与えてくれた土居さんがますます好きになった。

           タン・ビエットの唄♪
   タン・ビエット また会う日のために
   さびしさを 心にきざみ 再びめぐりあうため さよなら
   愛する あなたに 会える
   きっと会える それはなつかしい わたしたちの ふるさとで

 
by yupochin1969 | 2008-02-15 23:49 | おんがく&舞台

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